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今年度も、笠岡税務署から講師をお招きして租税教室を行いました。生徒たちにとって「税金」は身近に感じにくいのですが、日頃の買い物にかかる消費税に視点を当てたり、「お年玉に贈与税はかかる?」などの問いに答えたりする中で、だんだんと身近なものとして考えることができていました。さらに、「30年後までに消費税をどうしたいか」の問いにはかなり思考を揺さぶられ、その分深く考えることができていました。結論が分かれていた点も興味深かったです。
今年も伝説のバスガイド、崎原真弓さんが修学旅行の事前学習に来てくださいました。2年連続です。本当の沖縄を伝えるために、沖縄で大切にしている言葉(心)の紹介や三線の引き語り、「おばあ」になり切って語る悲惨な戦争体験、悲しさや苦しさを笑顔に変えてきた人とのつながりや踊りなど、生徒参加型の講演を今年も熱演してくださいました。生徒たちは修学旅行で沖縄に行く期待感を高め「覚悟」も持ってくれたように思います。今年度の修学旅行でお世話になった3年生が、崎原さんにあいさつに来てくれたこともうれしかったです。
本年度最後のアダプト活動は、3年生が公立高校の特別入試のため、1・2年生の有志で行いました。アダプト活動は草の生える時期に必要と思われがちですが、この時期は落ち葉が側溝や吹き溜まりに集まっており、これらを片付けるのにひと苦労します。寒さも厳しく、水の残っている側溝の落ち葉は氷とともに引き上げられていました。寒い中、地域に貢献している生徒たちを称えたいと思います。