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美星小学校 宇宙・地球関係学習

記事ID:0000469 更新日:2016年8月9日更新 印刷ページ表示

 平成25年度は、宇宙・地球関係学習の一環として、Jaxa(宇宙航空研究開発機構)との授業連携を行いました。
 平成26年度は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と無線通信で6年生が交信しました。
  平成27年度は、スマイルミッションに参加し、全校児童の笑顔写真とメッセージが国際宇宙ステーションに保管され、約1ケ月間宇宙旅行をしました。

学習のねらい

 美星には天文台やスペースガードセンターの施設があり、宇宙の観測に適しています。この環境を生かし、Jaxaの専門的な支援のもとで地球や宇宙についてより詳しく学習するとともに、美星の地で育つことに誇りと喜びを感じる児童の育成を狙っています。

宇宙ステーション画像

学習内容

日程

対象

学習内容

平成28年3月26日

全校児童

子どもたちの笑顔写真とメッセージが宇宙旅行する

平成26年10月27日

6年生

・国際宇宙ステーションと無線通信で交信する
・宇宙飛行士ゲルストさんに英語で質問する

平成25年11月25日

4、5、6年生

・小惑星探査機「はやぶさ」について学習する
・「はやぶさ2」について知る

平成25年9月26日

4、5、6年生

・宇宙食の見本を使って、宇宙食の特色や種類をJaxa職員から指導を受ける
・宇宙食のうち、宇宙カレー、宇宙パン、宇宙ライスケーキを実際に食して体験する

平成25年7月3日

4、5、6年生

・国際宇宙ステーションが作られた経緯・状態・活動内容についてJaxaの職員から指導を受ける
・宇宙環境体験として、真空実験を体験

学習の様子

スマイルミッション 平成28年3月26日(土曜日)

 子どもたちの笑顔写真を宇宙へ打ち上げ約1ヶ月、国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」に保管され地球の周りをまわって帰ってくるというイベントに参加しました。子どもたちは、自分の夢を書いたカードを手に持ち、クラス写真を撮りました。
この写真のデータと手書きのスペーストラベルプレミアムパス(児童会で書いた願い「笑顔がいっぱい、きれいな学校にしたい」)を、「スマイルボックス」に入れ、アメリカのフロリダ州から「ファルコン9ロケット9号機」で平成28年3月26日に打ち上げられました。子どもたちの夢が約1ヶ月間宇宙旅行をし、平成28年5月11日(水曜日)に帰ってきました。宇宙旅行した朝顔の種も届き、今育てています。

スマイルミッションの様子  スマイルミッションの様子

スマイルミッションの様子

スクールコンタクトin美星 平成26年10月27日(月曜日)

 10月27日(月曜日)に、スクールコンタクト(国際宇宙ステーションとの交信)を本校体育館で行いました。国際宇宙ステーション(Iss)が美星上空を通過する17時52分から約8分間、 Issの宇宙飛行士のゲルストさんと6年生の代表児童が交信しました。
 最初に綾仁美星天文台長さんから「国際宇宙ステーション」について分かりやすい説明をしていただきました。そして、ゲルストさんへの質問を英語に訳して猛練習をした6年生が交信しました。最初、日本アマチュア無線岡山県支部の梶田さんがIssに4回コールしても応答がなく、これはだめかなと思った瞬間、つながりました。会場は思わず安堵の表情が溢れました。ゲルストさんは、子どもたちの質問に丁寧に答えてくださいました。とてもすばらしい体験をすることができました。Jarl岡山県支部、Arissスクールコンタクト実行委員会、岡山県生涯学習センターの皆さまのご支援に深く感謝いたします。

スクールコンタクトの様子  スクールコンタクトの様子

スクールコンタクトの様子  スクールコンタクトの様子

美星小学校スクールコンタクト 交信内容

 10月27日(月曜日)に行ったスクールコンタクト(国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ゲルストさんとの交信)の交信記録を、アマチュア無線連盟岡山県支部の梶田さんが送ってくださったので紹介します。 参加された方はあの感動をもう一度呼び起こして読んでください。また、参加されなかった方も、この記録を通して交信の様子を想像してみてください。

na1ss(国際宇宙ステーション)・8n4star(美星小学校)

梶田:na1ss na1ssこちらは、8n4starです。どうぞ。
G(ゲルストさん):8n4starこちらは、na1ssです。そちら(の声)は、大きく、はっきりと聞こえるよ。こちらは、どうですか?
梶田:はい、はっきり聞こえます。グーテン・ターク(ドイツ語で「こんにちは」)。では、質問を始めましょう。どうぞ。
G:こんばんは、日本。・・・くださいませ。国際宇宙ステーションへ。今日は、皆さんとお話できることをうれしく思います。最初の質問の準備ができていますよ。
梶田:オーケー、とてもはっきり聞こえます。では、質問を始めましょう。いいですか?
G:はい。どうぞ。


1 ナオキ:こちらは、ナオキです。宇宙の温度は、いくらですか?どうぞ。
G:初めまして、ナオキ君。話ができてうれしいよ。
宇宙の温度についてですが、約摂氏マイナス270度と、とっても寒いです。もちろん・・・宇宙服なしでは、とても寒いんだけど、宇宙服はとても素晴らしくて、宇宙服がぼくを守ってくれるよ。


2 ツクル:こちらは、ツクルです。宇宙ステーションから太陽はどのように見えますか?どうぞ。
G:とてもいい質問だね。太陽は、ほんとに、とても明るいよ。僕は、決して直接見ることはできないんだ。というのも、地上で見るよりも、とっても明るいからだよ。
おかしなことに、太陽の周りの空は、完璧に真っ暗です。青色ではなくて真っ暗だ。直接僕の目で見られたとしたら、とってもまぶしいと思うよ。どうぞ。


3 リョウ:こちらは、リョウです。星は、そこからどのように見えますか?どうぞ。
G:初めまして、リョウ。星々は、太陽が見えなくなってからでなければ見えないんだ。というのも、太陽はとっても明るいんだ。それが邪魔して見えないんだ。 でも、夜には、つまり地球の影の部分では、星々は、ほんとに明るいよ。だから、とってもたくさんの星々を、地上で見るよりも多くの星が見えるよ。 天の川が毎日見られる、時々流れ星が、大気圏に入るのが見えるよ。わかったかい?どうぞ。

4 キヨシ:こちらは、キヨシです。宇宙は、そこからどのように見えますか?どうぞ。
G:<一時受信が途切れる> ・・・地球を回っていると、地球が、宇宙でただ一つの帰る場所(ホーム、我が家)だということがわかるんだ。 (地球から)遠く離れたところは、ほんとに真っ暗だ。僕たちの住んでいる地球は、本当に美しい惑星だよ。


5 ユキ:こちらは、ユキです。そこから地球は、どのように見えますか?どうぞ。
G:地球は、ほんとに、ほんとに美しい。青くて、弱々しくて、薄く見える。・・・ほとんどの生物は、この薄い帯状の部分に住んでいる。・・・・・(内容聞き取れず)


6 ユウシン:こちらは、ユウシンです。そこから、日本はどのように見えますか? どうぞ。
G:ああ、ここから見る日本は、とてもきれいだよ。僕は、何度も日本を旅行したよ。宇宙から日本を見るのも、とても好きだよ。 もちろん、日本には火山がいっぱいあって、そう、私の最も好きな山は、富士山だよ。どうぞ。


7 コウスケ:こちらは、コウスケです。どのような実験をしますか?どうぞ。
G:<一時受信が途切れる>
梶田:聞こえますか? どうぞ。
G:8n4star、誰かが邪魔したようです。どうぞ。


8 ゲンゾウ:こちらは、ゲンゾウです。最初に宇宙ステーションに来た時は、どのように感じましたか? どうぞ。
G:<ノイズの中に、かすかに信号が聞こえるのみ。>
梶田: 8番目、8番目、ゲンゾウです。どうぞ。
G:<ノイズの、かすかに信号らしきものが聞こえるが、聞き取れない。>
梶田: na1ss、こちらは、8n4starです。信号が弱くなっています。本日の交信、ありがとうございます。73、73(アマチュア無線で、「さようなら」の意味。)バイバイ。さようなら。
G:<微かに信号が、感じられる。>
梶田: <na1ssは出力5W、8n4starは出力50Wのため、相手に電波が届いていることを願って・・・。>ダンケ、シェーン。アウフ、ビーダーゼーン。ダンケ・シェーン。(ドイツ語で「どうもありがとう。では、またお会いしましょう。」)

【訳: 日本アマチュア無線連盟岡山県支部 梶田英司/Jh4lpy 】

第3回どきどきわくわく宇宙教室 平成25年11月25日(月曜日)

 今回の宇宙教室は、学校の隣の農村環境改善センターをお借りして行いました。
講師は、奇跡の生還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の計画に中心になって関わってこられ、そしてまた、現在「はやぶさ2」の計画に関わっておられる吉川真(よしかわまこと)先生です。
参加した4、5、6年生の児童は、吉川先生の丁寧でわかりやすいお話と、迫力ある映像に引きつけられ、興味深く学習することができました。あっという間の1時間でした。

宇宙教室の様子 宇宙教室の様子

宇宙教室の様子 宇宙教室の様子

 絶体絶命のピンチを乗り越え、7年間の旅を終えカプセルを届けた後、自分は大気圏で燃え尽きた「はやぶさ」のドラマを感動的にとらえた感想を書いている児童が多くいました。
3回の宇宙教室に関わってくださったJaxaの皆さま、県の生涯学習課、井原市教育委員会、美星天文台、スペースガードセンター関係各位の皆さまに、心からお礼を申し上げます。

第2回どきどきわくわく宇宙教室開催 2013年9月26日(木曜日)

 今回の宇宙教室は、宇宙食にスポットをあてて、宇宙ステーションでの生活について学習しました。

第2回宇宙教室の様子 第2回宇宙教室の様子

 宇宙食の種類や歴史、条件、そして宇宙日本食などについてくわしく教えてくださいました。 宇宙食のパッケージには、マジックテープがついていて、服に貼り付けることができるようになっていることや、塩コショウはどび散るので、液体になっていることなどに驚きました。 後半は宇宙食の試食をしました。水につけるだけで餅になる「宇宙ライスケーキ」にはびっくりしました。 「宇宙カレー」に「宇宙パン」も試食し、子どもたちは、「おいしい!おいしい!」を連発していました。

第2回宇宙教室の様子 第2回宇宙教室の様子

第2回宇宙教室の様子 第2回宇宙教室の様子

第2回宇宙教室の様子 第2回宇宙教室の様子

楽しかったー「どきどきわくわく宇宙教室」開催 2013年7月3日(水曜日)

 Jaxaの宇宙教育センターの広浜栄次郎センター長と、石川由紀センター主事を講師に迎えて、「どきどきわくわく宇宙教室」を開催しました。

第1回宇宙教室の様子 第1回宇宙教室の様子

 真空実験を通して、宇宙空間の状態を体感しました。真空状態になり、パーンと大きな音をたてて破れるラップの音に、どの子も驚いていました。慣れると2回、3回と挑戦する班もありました。
 また宇宙ステーションの中での人や物の動きを映像で見せてもらい、軽くなってふわふわと浮いたり、まわったりする様子に驚きの声をあげていました。

第1回宇宙教室の様子 第1回宇宙教室の様子

第1回宇宙教室の様子 第1回宇宙教室の様子